栄養課の基本方針
- 「食を医療とし、患者さんの病態に適切な栄養管理に努めます」
- 「多職種と連携し、患者さんの栄養状態を改善・回復に導くよう努めます」 を理念とします。
医療技術部に所属しており、栄養士、管理栄養士、調理師で構成され一般治療食、特別治療食の提供数は月平均で約40,000食となります。
主な業務
栄養課の業務は栄養管理部門と、給食管理部門に分けられ、患者さんを様々な角度からサポートしています。
管理栄養士
当院では病棟ごとに管理栄養士は、担当制となっています。食事に対する相談に応じ、栄養状態のモニタリング・評価、等を通じて必要時には栄養的な介入をし、治療効果をあげるよう取り組んでいます。多職種との連携を図り、NSTサポートチーム(摂食・嚥下)、褥瘡チーム、糖尿病センターなどへの積極的な参加も行っています。
栄養指導実績
当院では栄養指導を活発に行なっております。
1ヶ月の平均指導件数は入院・外来を合わせて約300件です。
調理師
給食管理業務を担当。病院直営の調理師により一般食をはじめ、特別治療食や食形態に配慮した食事作りに取り組んでいます。食の安心、安全を優先に、季節の食材や地元長岡の食材を折に触れ取り入れるなど、変化のあるメニューも心がけています。また患者さんの摂食・嚥下機能に合わせた食事を調理・提供しています。
<長岡まつりイベント食>
<母の日イベント食>
<出産祝い膳>
医療技術部 栄養課 スタッフ紹介
◆医療技術部長(医師)1名
◆栄養課長(管理栄養士)1名
◆栄養管理部門
・栄養係長(栄養士)1名
・栄養指導係長(管理栄養士)1名
・管理栄養士 8名
・事務員 1名
◆給食管理部門
・調理係長(調理師)1名
・調理主任(調理師)2名
・調理師 20名
認定資格取得状況
専門・認定管理栄養士 |
栄養サポートチーム専門療法士 (日本静脈経腸栄養学会) |
2名 |
---|---|---|
日本糖尿病療養指導士 (日本糖尿病療養指導士認定機構) |
2名 | |
病態栄養認定管理栄養士 (日本病態栄養学会) |
1名 | |
専門調理師 |
給食用特殊料理専門調理師 |
14名 |
介護食士 | 3名 | |
フードコーディネーター | 1名 | |
食育指導士 | 1名 |
管理栄養士の活動風景
栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士・理学療法士・歯科衛生士、医事課職員といった様々な職種から構成され、それぞれが専門知識を持ち寄り、栄養に関する支援を行うチームです。入院患者さんの栄養状態の改善・退院・在宅支援につなげることを主な目的としています。 NSTでは、食欲不振があって食事がすすまないかたや体重減少のある方など栄養的な介入が必要な患者さんの栄養評価と合わせて、点滴内容や栄養剤・食事形態や栄養補助食品の選定などについて、週1回カンファレンス・回診を行い、結果を患者さん又はご家族に報告しています。
栄養教育(指導・相談・教室)
- 個人指導(糖尿病、脂質異常症、腎臓病、心臓病、消化器疾患、術後食、摂食・嚥下調整食、低栄養 他)
- 集団指導(糖尿病教室、腎臓病教室、母親教室)
- 透析予防指導、小児栄養、がん化学療法、在宅栄養 等、病態に合わせた食事指導を行います。
※栄養食事相談は、従来の予約制に加えて当日フリー枠(午前のみ)を設けており、同時間帯で4件が対応可能です。患者さんのニーズに合わせて準備をさせていただきます。
栄養食事指導 予定表
予約指導 月~金 |
当日指導(予約なし) 月~金 |
||
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午前 | 9:15~10:00 | ○ | ○ |
10:00~10:45 | ○ | ○ | |
10:45~11:30 | ○ | ○ | |
午後 | 13:30~14:15 | ○ | ― |
14:15~15:00 | ○ | ― | |
15:00~15:45 | ○ | ― |
<1F 栄養相談室>
栄養食事指導を受けるには
- 主治医による指示が必要となりますので、担当医にお申し出ください。
- 医師と日時をご相談のうえ、予約をしてください。(当日も可)
- 当日は1F栄養指導室前のソファでお待ちになってください。
患者さんにとって必要な支援は、ひとりひとり異なります。 それぞれの想いや願いを大切にしながら、食事療法のお手伝いをします。 患者さんの「わかる!できる!」を引き出します。